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「酒　深く」

昨日、久々の顔たちと久々呑んだくれた。もう完全に呑まれた。グデングデン。

最後の方、記憶無い。記憶が無い、ってのはあれや、そのあいだが楽しかったのか楽しくなかったのかわからんまま。これは、勿体ないな。

楽しかろうと楽しくなかろうとやはり記憶しておきたいなぁ。

昨日は友達んちの犬がウルサかったから挑んでみたら、思いのほか噛み付かれて驚いた。もう血だらけ。血だらけで酒呑んでた。呑んで、喋って、血拭いて、んでまた呑んで。やる事が一つ増えると急に忙しくなる。

友達たちはそんなオレを見てもあまり違和感が無いらしい。アンボっぽい、血が似合う、そういえば血が好きやったなぁ、あんた変態や。で、また血を拭き拭き。

犬の方はまぁ、そこそこ服従させたんでオッケー。手を上から下に下げるだけでおすわりさせるまでは出来たからね。上出来や。


キライやないよ、血。色とか。二十歳前半に気づいたんやけど、そんときはもうすごい衝動と昂揚が、もうなんやろ、轟音みたいな感じであっという間に頭んなかを支配した。一時間があっという間に過ぎていった。

それからはもう、しばらくなんやわからん日々やった。ただ、なんかずっと探してたものが見つかったみたいな感じやった。そんでそん時までとは全く違う方に進んでいったんやと思う。多分。


血、というより、なんか根源っていうか、根っこの部分に興味があるんやな、おそらく。犯罪心理学とか倒錯したなんかとか好きやからね。


あんまり人前でこんな事云ってると誤解されるからやめとこ。また変態って云われるわ。

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