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2008/05/12 (Mon)
「『ノーカントリー』」
Comments(0) | TrackBack() | 映画

ノーカントリー」2007年・アメリカ


監督 ジョエル&イーサン・コーエン
製作 ジョエル&イーサン・コーエン/スコットー・ルーディン
脚本 ジョエル&イーサン・コーエン
出演者 トミー・リー・ジョーンズ/ハビエル・バルデム/ジョシュ・ブローリン


コーエン兄弟の話題の最新作。第80回アカデミー賞にて作品賞をはじめとする8部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の計4冠受賞。

助演男優賞受賞のハビエル・バルデム、スペイン人俳優としては初の受賞。


けっこう、暴力的な映画。ハビエル・バルデム扮する殺し屋“アントン・シガー”、避けられない理不尽な暴力の象徴か。これまで色々な映画で描写されてる殺し屋の類いの中でもかなりインパクトがあり、この作品はとかく“アントン・シガー”ばかりが取りざたされてるような気がする。まぁ、当たり前か。

アカデミー作品賞を受賞した本作、おそらく日本人にはわからない背景をもった脚本ありきでしょう。端的には評価出来ないね。

アカデミー受賞はさておき、正直な感想は、面白かった。コーエン兄弟の作品は元々好きで、その中でも上位に入る。バイオレンスな映画、好きなモンでね。

これまでのコーエン作品同様、音楽はナシ、抑えた演出。作品の内容が内容だけに、コーエン作品には欠かせないブラックなユーモアは少し、控えめかな。いや、そんな事ないかな。結構効いてたな、ユーモア。

魅せるよねぇ、演出。登場人物の描写が上手いんやろうねぇ、感情移入しやすい。それほど一般的なシチュエーションでもないのにね。余計な物事を極力省いてるから、観る側のイメージ、想像でどんどん膨らんでいく。人によってそれぞれ解釈が違ってくるやろなぁ。原作もあるし(コーマック・マッカーシー著『血と暴力の国』)、読んでみようかな。


まぁ、それほど惨殺の描写やエグイシーンは無い。

シガー、奴から逃げられる気、しないね。



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