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2025/04/20 (Sun)
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2008/05/08 (Thu)
「『椿三十郎』」
Comments(0) | TrackBack() | 映画

「椿三十郎」1962年日本
監督 黒澤明
脚本 黒澤明/菊島隆三/小国英雄
出演 三船敏郎/仲代達矢/加山雄三/田中邦衛/小林桂樹/団令子/志村喬


前作「用心棒」のヒットにより、作られた続編的作品。実際は全く別の物語。時代も舞台も登場人物も異なる。

「用心棒」よりも更に娯楽性が増し、派手というか、明るい感じ。三十郎のキャラもかなり好印象な感じに。「用心棒」のときは悪賢い感じやったけど、今作では口は悪いがお人好し的な設定に。まぁ、多分に脚本の内容に関係してるんやろけど。前作では三十郎孤軍奮闘、本作は若き九人の侍の後ろ盾。

痛快娯楽映画、てのがピッタリくる作品。斬新な殺陣シーン、痛快なストーリー、笑いの要素もあり、こだわりの映像もあり。

でもやっぱり、前作「用心棒」のほうが好きかな。なんか作品全体に殺伐感があるし。


椿の花のコントラストをモノクロで出すため、白の椿に対して、よりはっきり赤く見せるために赤の椿は黒く塗りつぶしたらしい。ホントは赤の椿だけ赤色カラーにしたかったらしいけど、当時の技術では難しかったらしく、考えぬいた工夫。現代ならチョチョイと出来るんやろうけど。

そしてやっぱり「椿三十郎」といえばラストの殺陣。映画史に残る名シーン。スゲー緊張感のある、絶妙のタイミングで。カッコいい。


若き加山雄三と田中邦衛も見所。



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