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2008/04/30 (Wed)
「『用心棒』」
Comments(1) | TrackBack() | 映画

「用心棒」1961年日本
監督 黒澤明
脚本 黒澤明/菊島隆三
出演 三船敏郎/仲代達矢/山田五十鈴
撮影 宮川一夫/斉藤孝雄



巨匠黒澤明です。個人的には「七人の侍」より好きな作品。

現代の映画ファン以外の人たちに、黒沢映画はどれくらい受け入れられてるんやろか。観た事無い人のほうが多いんちゃうかな。

黒沢監督はとかく「時代劇の歴史を変えた」だの「リアルさを追求した殺陣」だの「明暗を駆使した映像を撮らせたらピカイチ」てな端的な評され方をしてるけど、一番大事な所は、やっぱり世界に通用する「エンターテイメント」を作り上げた、って点やないかな。それまでの様式美ではなく、リアルな演出や殺陣を追求。そのために生まれた副産物が、上記の黒沢評な訳で。ま、同じ事か。

エンターテイメント性でいえばマキノ監督とか岡本喜八監督とかの方が好きなんやけど、なんというかこう、作品全体にわたって独特の、ヒリヒリするような雰囲気っていうか、ホンマにリアルさを追求した結果、ああいう泥臭さとかエネルギーみたいなもんが充満してるんやと思う。ルックス重視ではないよね。深作欣二監督にも同じようなモンを感じたけど。オレだけ?

こういう作品は入り口は狭いけど、ハマったら何回も見たくなる作品やね。何でもそうやと思うけど、流行や見た目だけでは心動かされないよね。中身が大事。受け取る側のセンスが問われるよな。

今、BSで黒沢監督没後十周年企画で30作品一挙放送中やし、これを機会に黒沢作品を堪能しようかなと。今観たらまた違う解釈になるやろうし。



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1. posted by セノー  2008/04/30 07:38
アンボさんにしては、このタイミングで黒沢明が来るとは意外でした。俺も去年ダーッっと全作品観ようかと思ったけど途中で止まってるわ。また再開しようかな。

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