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2006/09/13 (Wed)
「休日はいつも雨降り」
Comments(0) | TrackBack() | TV・ドラマ
 『悪魔のようなあいつ』1975年/製作著作TBS

CAST:沢田研二/藤竜也/荒木一郎/安田(大楠)道代/篠ヒロコ/若山富三郎/細川俊之/那智わたる/伊東四朗/岸部修三(一徳)/長谷直美/悠木千帆(樹木希林)/他

STAFF:脚本・長谷川和彦/原作・阿久悠/音楽・井上堯之/プロデューサー・久世光彦/演出・久世光彦


DVD-BOX(全17話)を、友達に借りて第1話をみはじめてから一気に、ほんとにもう一気に観賞してしまった。

なんじゃこのドラマ。なんなんですか。非常にいびつな、なんて云いますか、こう、にじみ出るパワーがあって、素晴らしい製作陣や役者もいて、面白くないわけが無い、けどなんか、形がいびつな、…なんかそんな感じ。

こりゃぁ面っ白いドラマじゃ。ツッコミどころ満載の、しかしジュリーが抜群にカッコいい、笑いアリ、涙アリのグッドエンターテイメントなドラマ。色んな才能詰め込みすぎ。

プロデューサーの久世光彦、言わずと知れたホームコメディー「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」を手がけた人。そんな人が世紀の大犯罪、日本犯罪史上例を見ない高額強盗事件『三億円事件』をモチーフにしたこのドラマ、そりゃぁいびつにもなるわなぁ。
だいたい、撮影がほぼスタジオセット。ロケ皆無ですよ。リアリティーなぞ感じられるわけない。恋人役の篠ヒロコなんかは、登場する場面はナースの制服か裸。看護婦の設定やからって、四六時中制服な訳無いじゃん。わかりやすいけど。

まぁ、このリアリティーの無さが、このドラマの面白いところなんやけど。

ラストへ近づくほど暴走していき、最終回はもうめちゃくちゃ。久々にパンクの匂いがした。マカロニほうれん荘や子連れ狼(若山富三郎)のようなね。

シリアスでハードボイルドな世界観を軸に、時折ギャグを挿入して安堵を誘い、無意味なジュリーのスポーツジムでのいい汗かいてるシーンとか、登場するときはいつもラーメン啜ってる樹木希林、浦辺粂子の変らぬ芝居、殴り合いするとすぐシャツが破け、やたらとジュリーが水に濡れるシーンが多く、細川俊之の背負っている赤ん坊は思い切って人形やし、時効成立の時期にあわせてドラマも佳境を迎えるはずが時効成立の二ヶ月程前で番組は打ち切られたり、最終回ラストは、もうたぶんワザとなんやろうけど、セットの中に風を作り出す為の巨大扇風機、もう丸々映り込んじゃってる。ドンと映り込んでる。ぜっっったいワザとですよ。

いやぁ、ほんといいもの観られて良かった。こんなに面白いドラマはないよ。皆さんも機会があれば是非、観賞をお薦めいたします。ジュリーはカッコいいし、共演の役者さん達の演技もさすがです。70年代パワーここに極まれり、です。最高。


ネットでの拾い物ばっかですが、少しでもこのドラマの良さが伝われば幸いです。

 可門良ことジュリー 
 ジュリーに惚れてる?野々村修三こと藤竜也
 若い!綺麗!山川静枝こと篠ヒロコ
 白戸警部こと若山先生
 人形を背負う王礼仁こと細川俊之
 存在感バツグン!八村八郎こと荒木一郎
 この夫婦の演技最高!八郎の妻ふみよこと安田道代
 なぜかオカマキャラの倉本こと伊東四朗
 右川・左川こと高田光泰・岸部一徳
 お綺麗です。日夏恵い子こと那智わたる
 アドリブ?八村ハルこと浦辺粂子


勝手に画像使っちゃって怒られないかな。もし怒っておられたらお手数ですが一報下さい。

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